貝博ブログ

ワークショップレポート

11月のワークショップではたくさんの方々に来場にいただき、また、満足の声を多くいただき(アンケートでは「楽しめた」の声が100%!)、運営側としてもうれしい限りでした。当日のレポートを貝博のエントランスホールに展示してありますので、お近くの方はぜひご覧になってください。参加者のみなさんからいただいたご意見も紹介しています。

今回のワークショップでは、参加者のみなさんにアワビの貝チップを磨いてもらったのですが、実は、準備段階ではヤコウガイのチップも用意するつもりでした。なぜ「でした」なのかと言うと…挫折したんです。先のブログでも紹介したように、貝チップを作るには、機械を使って裁断、粗削り、穴あけを済ませておく必要があります。アワビでの作業にだいぶ慣れてきたので、ではヤコウガイに置き換えてちょいっとな…なんて軽く考えていたら、ヤコウガイはまったくの別物。固いのなんの。削ってもなかなか真珠層に到達しません。穴あけのドリルは長く回しすぎてへばってしまうほど。結局、1つのチップを完成させるのに、アワビの5倍以上の時間がかかってしまいました。これでは大量生産は無理!ということになり、今回は残念ながら見送りとなりました。ヤコウガイの殻は地色が緑で美しいので、地色が赤のアワビと対にしたら大人気間違いなし!という学芸員の妄想は、ヤコウガイの固さの前にあえなく散ったのでした。学芸員の手元には、友人から譲ってもらったヤコウガイが並んでいます。次回、リベンジなるかっ!?

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