海中写真募集

真鶴の海中写真を募集しています!

 海に囲まれた真鶴町。でも、海の中の様子は潜ってみないとわからないことも多く、その美しさは地元のみなさんにもあまり知られることがありません。
真鶴町立遠藤貝類博物館では、毎年、ダイバーのみなさんの力をお借りして、海を伝える写真展を行っています。
今年もぜひ、真鶴の海中写真をお寄せください。あなたの一枚が、ダイビングの魅力を伝え、海と社会をつなぐ第一歩になります。

募集〆切 2024年1月31日(水)

応募方法

写真条件

◆ 真鶴半島のダイビングポイント(岩、琴ヶ浜、福浦など)で撮影した水中写真データ
◆ JPEG形式、4:3比率で、画素数2,516×3,544(900万画素相当)以上
◆ ひとり何枚でも応募OK!今年のものでなくてもOKです!
条件は調整可能ですので、お気軽にご相談ください。
種類がわからない生き物でもOK。こちらでお調べします。

◉写真と合わせて下記をお寄せください。
①応募者のお名前(あれば、展示用のニックネーム)、ご連絡先メールアドレスまたは電話番号 ※必須
②撮影された時期と場所(例:〇年△月/岩、〇年夏/琴ヶ浜、など。わかる範囲で構いません) ※必須
③お住まいの市町村(〇〇市、〇〇町、足柄下郡 etc.)
④写真または真鶴の海についてのコメント ※写真と一緒に展示します。
撮影者のコメントがご来場のみなさんにも好評です。ぜひお寄せください!

提供方法

下記のいずれかでご提供ください。
①ご利用のダイビングショップに直接お渡し
②メール添付: 件名「真鶴町立遠藤貝類博物館写真展2024 応募」とし、
宛先 sendmail@discoverblue.org までメールをお送りください。
③郵送:写真データをDVD-R等にコピーして、下記の遠藤貝類博物館までお送りください(送料はご負担ください)。

博物館での展示方法

展示期間 2024年3月22日(金)〜9月1日(日)を予定
(※新型コロナウィルス感染状況および博物館開館状況により変更の可能性があります。)

◆ お預かりした写真は、スタッフにて確認後、A3またはA4サイズに印刷しパネルにして展示します。
◆ 撮影者のお名前(またはニックネーム)とコメントも一緒に掲示します。
コメントがない場合、博物館側でコメントを付けさせていただきます。
◆ 写真を提供いただいた方お一人につき必ず一枚以上を展示します。
◆ 博物館での展示期間中、写真は不定期に入れ替えます。

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コメント例

データの取り扱いと著作権

◆ 写真の著作権は撮影者に属します。
◆ ご提供いただいた写真データおよび印刷した写真パネルに関しては、遠藤貝類博物館やディスカバーブルーの教育普及活動に使用させていただくことがありますので、ご了承ください。
◆ 博物館での展示終了後、ご希望される写真提供者の方にはパネルをお渡しします。事前にご連絡の上、ご来館ください。
◆ データの扱いについて不明な点があれば、遠藤貝類博物館までお問い合わせください。

ご協力いただいたみなさまへ

・博物館での展示期間中、写真を提供いただいた方は無料で入館いただけます。
博物館受付にお名前をお伝えください。同伴の方も割引価格(大人200 円、小人100円)で入館いただけます。

昨年度は、60名を超えるダイバーのみなさまにご協力いただきました。ありがとうございました。

ニュース

貝博サポーターズ企画展

「牧野富太郎と遠藤晴雄 花と貝に恋して」

今話題の日本を代表する植物学者「牧野富太郎博士」と遠藤貝類博物館の遠藤晴雄氏、そして真鶴との意外な関係を紹介しています。
遠藤貝類博物館エントランスホールにて開催中です。
※無料でご覧いただけます。

牧野植物図鑑
牧野博士による植物観察会での一コマ

牧野博士と遠藤氏のツーショット

2023.9.30更新

ホーム

自然の織り成す造形美、
美しい貝、海の自然の魅力の世界へようこそ。


【SNS】


▶ 博物館Instagram

イベントの活動風景や真鶴半島の海の生物について不定期で投稿しています。

画像をクリックするとインスタグラムに移動します。


  〈真鶴半島ウミウシギャラリー〉

  〈真鶴半島海ギャラリー〉



【最新イベント情報】


2024.8.25 更新

≪海のミュージアム7月-9月≫

申し込み受付を終了しました。

詳細・お申込みは海のミュージアムページからご確認をお願いいたします。

チラシをクリックすると海のミュージアムページに移動します。



【貝博からのお知らせ】


【知られざる真鶴の海】

海中写真展終了しました。

 

2023.11.12 更新

≪海中写真の募集を終了しました≫

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

詳細は海中写真展募集ページよりご確認ください。


『海の学校』

遠藤貝類博物館が実施する学校向けの自然体験プログラムです。画像をクリックすると「海の学校」紹介ページに移動します。


     【開館日について】

開館日  月・火・金・土・日(祝日開館)

休館日  水・木

開館時間 10:30~15:30(最終入館15:00)

真鶴町立遠藤貝類博物館

〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴1175番地

TEL/FAX
0465-68-2111

開館時間
10:30〜15:30
(入館は15:00まで)
休館日:水・木曜日(祝日の場合は開館、翌金曜が休館)、12月28日〜1月3日。

入館料
大人 300円
小学生〜高校生150円
※真鶴・湯河原町民無料
※団体割引(20名以上)、JAF会員割引有り

お問合せ
真鶴町教育委員会
kyo_shakaikyoiku*town.manazuru.kanagawa.jp
*を@に書き換えて送信してください。

遠藤晴雄氏

真鶴町立遠藤貝類博物館では、真鶴町の貝類研究家 遠藤晴雄氏が生涯をかけて収集した
4,500種50,000点のうちから常設展示を行っています。
真鶴半島の海岸で見つかるものから、日本各地、さらには世界の海からのコレクションは色も形もさまざまに不思議な魅力を放ち、私たちを魅了します。
美しい貝の世界に触れ、自然が作り出す造形美、海の生物たちの魅力をお楽しみください。
数え切れないほどの貝のコレクション、そして神奈川県立自然公園にも指定されている真鶴町の豊かな海の自然について、
訪れたみなさまが親しむきっかけの一つとなり、その魅力を発信していく博物館です。

第一展示室

真鶴・相模湾の貝/海辺のジオラマ

第二展示室

日本の貝/オキナエビス

第三展示室

世界の貝

第四展示室

海で生きる生物/企画展

真鶴町

真鶴町観光協会

Discover Blue

貝博サポーターズ

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企画展

貝博サポーターズ企画展

「牧野富太郎と遠藤晴雄 花と貝に恋して」

今話題の日本を代表する植物学者「牧野富太郎博士」と遠藤貝類博物館の遠藤晴雄氏、そして真鶴との意外な関係を紹介しています。

牧野博士(左)と遠藤氏(右)海辺でのツーショット

真鶴半島自然公園内のクジャクフモトシダ

牧野富太郎博士と真鶴半島

真鶴と博士の関係は遠藤氏との交友だけではありませんでした。
牧野博士は真鶴を訪れた際に、真鶴や近隣の子どもたちに植物の観察会を開いていたそうです。 また、真鶴半島の植物についても調査をされていたようで、博士が当時、真鶴半島で初めて発見したフモトシダの一種は、″クジャクフモトシダ″という名前で発表されています(現在ではフモトシダとイシカグマの雑種とされる)。その他にも、牧野博士が真鶴について詠んだ詩や、当時を知る住民の方々とのエピソードをパネルで展示しております。

遠藤貝類博物館エントランスホールにて開催中です。

※企画展は無料でご覧いただけます。

イベント情報

2024.3.3 更新

【海まちラボ 海さんぽ】 終了しました。

※クリックするとディスカバーブルーの申し込みページに移動します。

▶ 真鶴半島お林  

    ネイチャーウォーク

  ~「お林」で見えてきた変化~

日時 2024年2月18日(日)
          9:30~12:30
 真鶴半島の先端部にある照葉樹林は「お林」と呼ばれ、古くから様々な形で人の手によって守られてきました。県立自然公園にも指定されているこの森林には、様々な動植物が生息している他、江戸時代の管理された森から自然の状態へ遷移する経過を観察することのできる貴重な場所となっています。

▶ 三ツ石海岸 

    ビーチコーミング

    ~海辺で感じる自然の変化~

日時 2024年3月3日(日)
     10:00~12:30
 海岸を歩いていると、そこに生息する生物の痕跡やどこかもわからない海から流れ着いたものなど、実に様々なものを目にすることができます。真鶴半島の海岸では、海洋生物が多く生息する磯が広がっていることもあり、多くの生物の痕跡を観察できる他、海流によって運ばれてきた多種多様な漂着物を見つけることができます。
 しかし、残念なことに海岸で見られるものの中には、近年話題になっているマイクロプラスチックをはじめとする様々な海洋ゴミも多く残されており、大きな問題として取り上げられています。
真鶴の海の豊かさを実感すると共に、身近な海が抱える課題について考えてみましょう。

 

【まなづる自然こどもクラブ】 終了しました。

 

▶岩のまち歩きと

 川の生きもの探し

日時 2024年2月12日(月・祝)
          10:00~12:30
 真鶴町岩地区を散策しながら、町の歴史や川と海の繋がりについて学びます。真鶴町の中でも、地域ごとに長い歴史があり、貴重な文化財なども多く残されています。真鶴町の豊かな自然と人との関りについて一緒に学びましょう。

23日締め切りでしたが、延長して引き続き受付中です。

お申し込みはお電話にてお願いいたします。

(0465-68-2111)

▶冬の海辺の生き物

 を観察しよう

日時 2024年3月2日(土)
     13:30~16:00
 少しずつ生き物が増え始める3月の磯で生物観察をします。普段、夏に実施することが多い磯の生き物観察会ですが、冬から春の磯を覗いてみると、また違った生き物と出会うことができます。出会える生き物や海の環境の違いを比べてみましょう。

2023.11.3更新

横浜国立大学大学院環境情報研究院附属臨海環境センター共催イベント

【海まちラボ 海トーク】

真鶴の海の豊かさを実感するとともに、身近な海の持続可能な利用について考えていただく機会として、座学形式の講演会と大人向け臨海実習を開催します。

■2023年12月12日(火) 終了しました。

 テーマ:「真鶴沖の環境DNA」

 講師:寒川 清佳さん (国研)水産教育・研究機構 

■2024年1月16日(火) 終了しました。

 テーマ:「小さなプランクトンの大きな可能性」

 講師:髙山 佳樹さん 横浜国立大学臨海環境センター

番外編

■大人向け臨海実習  終了しました。

2023年11月19日(日)/11月21日(火)

大人向け臨海実習は、真鶴町在住(中学生以上)・町内在勤の方限定となります。

詳細はチラシ裏面をご覧ください。

 

2023.10.17 更新

真鶴・湯河原の小・中学生 対象イベント

まなづる自然 こどもクラブ

受付期間終了しました。

■実習船に乗って海の研究を体験しよう!

11月5日(日)9:00~15:00

横浜国立大学臨海環境センターの実習船に乗船し、プランクトンや海水を採集した後、実習室でプランクトン観察をしたり、横浜国立大学の下出教授から海のお話を伺います。

■お林をたんけんしよう!

12月10日(日)13:00~15:30

真鶴半島の豊かな照葉樹林「お林」から番場浦海岸、三ツ石海岸を歩き、森から海へと続く自然を観察します。

▶申し込み方法

お電話で真鶴町立遠藤貝類博物館(0465-68-5115)にお申込みください。

▶受付期間  2023年10月20日(金)~10月24日(火)10:00~16:00

詳細については、チラシをお読みください。↓


EPSON MFP image

EPSON MFP image

2023.10.6 更新

海まちラボ

海さんぽ 定員になりました。

ひものづくり体験&プランクトン観察

真鶴で水揚げされた魚で干物を作り、その餌となるプランクトンを顕微鏡で観察するイベントです。真鶴の豊かな海を活かした産業である漁業と、身近に広がる豊かな海の生態系を支える生物であるプランクトンについて学んでみましょう。

▶対象 小学生以上~大人(未就学のお子様は保護者の方と一緒にお楽しみください)

▶定員 18名程度

▶参加費 1,300円(幼児300円)

▶要予約 10月25日(水)15:00締め切り

海のミュージアム

遠藤貝類博物館の目の前に広がる、自然豊かな三ツ石海岸での「磯の生物観察会」、専門の職員が標本を使って海の生物についての解説を行う「海の自然実感教室」を開催しております。現在、下記の日程で予約受付中です。

9月16日(土) 10:00~13:00 磯の生物観察会

14:15~15:45 海の自然実感教室

9月30日(土) 09:30~12:30 磯の生物観察会

13:45~15:15 海の自然実感教室

http://www.discoverblue.org/umi_Msm/umi_museum.html

 

写真展、おかわり!「知られざる真鶴の海2019」

遠藤貝類博物館では、今年も「写真展 知られざる真鶴の海2019」を開催いたします。真鶴の海の魅力をよく知るダイバーのみなさんから今年も水中写真をお借りしました。もちろん写真はすべて撮影地=真鶴半島です。
二回目となる今年は展示スペースも拡大しました。2月8日のオープンに先立ち、ケープ真鶴一階のお林ステーション、そして博物館エントランスホールにて写真を一部ご覧いただけます。お林ステーションとエントランスホールは博物館受付の外、つまり入館料不要、無料でご覧いただけます。う〜ん大サービス!
2月9日(土)にはオープニングイベントを開催します。海の生き物に触ることができるコーナーや、プランクトン観察用の顕微鏡を準備します。午後からは写真展の見どころを解説いたします。小さいお子様も歓迎ですので、お気軽に遊びに来てください。

海の月報 archive

まなづる 海の月報 archives

先月以前の海の月報をご覧いただけます。

ウメボシあり〼

 「写真展・知られざる真鶴の海」、好評いただいています。来場いただいたみなさま、どうもありがとうございます。貝博リピーターの方はすでにお気づきかと思うのですが…この写真展、少しづつ変化しています。先日フロアに登場したのは、実物大のダイバー人形。

そして彼が構えるカメラの先には…ウメボシイソギンチャク。真鶴半島では県の天然記念物にも指定されているウメボシイソギンチャクですが、見たことない方も意外と多いのではないでしょうか?触手を伸ばして赤く咲き乱れる姿は見事ですよ。そして縮んだ姿はまさしく南高梅。大玉でちょっと甘めのやつ。

おもしろいことに、水槽には大きい個体しか入れなかったはずですが、いつの間にやら小さい個体が並んでいます。どうやら大きい個体が子供を産んだ模様。いや、産んだというより吐き出したというべきでしょうか。運が良ければその瞬間に立ち会えるかもしれません。

 写真展はそろそろラストランに入ります。ウメボシ君たちと真鶴の海中世界、お見逃しなく!

海の巾着袋、三段活用

写真の生き物、なんだかお分かりでしょうか?イソギンチャク?サンゴ?正解は…「スナギンチャク」です。真鶴の海中でもよく見かけるのですが、いわゆる「背景」になってしまう生き物ですね。このスナギンチャク、名前から想像できる通り、イソギンチャクに近い生物です。どちらも体は袋のような単純なつくりで、消化管や肛門はなく、出入り口は口だけ。シンプルですね。スナギンチャクは、いくつかの個体がくっついて群体を作っています。密集していても一匹一匹が独立しているイソギンチャクとはちょっと違いますね。また、体に砂を取り込む性質があり、イソギンチャクに比べるとザラザラした触り心地です。といっても、イソギンチャク、スナギンチャクともに、触手にはミクロの毒針が並んでいるので、むやみに触るのは避けたほうが無難でしょう。

スナギンチャク(撮影地:真鶴 岩)

ウメボシイソギンチャク(撮影地:真鶴 三ツ石海岸)

スナギンチャクに続いて、こちらは「ハナギンチャク」。美しいですね。ハナギンチャクは群体にならない独立型です。大きな特徴は自分の粘液で棲管(せいかん)を作ること。イソギンチャクは足の吸盤で岩などにくっついていますが、ハナギンチャクは砂地でマイホーム=棲管を作って暮らしており、ビックリさせると棲管にひっこんでしまいます。

ハナギンチャク(撮影地:沖縄)

イソギンチャク、スナギンチャク、ハナギンチャク。海にはいろいろな巾着がありますね。生物分類学では、この3つはそれぞれ目(もく)に該当します。哺乳類で例えてみれば、サル、ネコ、ウシというレベルで異なることになります。ちなみに、サンゴ礁を作るイシサンゴも、この巾着一味に近い動物です。

スナギンチャクにハナギンチャク。耳慣れない名前の通り、人間生活には関わりが薄い生物で、研究も十分に進んでいません。しかし、あなどるなかれ。近年、スナギンチャクからは骨粗鬆症に効果が期待されている物質が発見されているのです。海の巾着一味が人類を救う日が来るのかも?調べがいのある生物と言えるでしょう。